ゆかいな仲間たち
大学院の講堂で寝る犬。誰もどかそうとしない。
キャンパスには10匹くらい野良犬が住んでいて、それぞれ公式に名前がつけられてる。
こちらに来てはや3週間が経った。
まだ一回もお腹壊してない。熱も出していない。これは今までのインド渡航の中で新記録かもしれない。だいたいいつも10日から2週間後には下痢または熱の洗礼がやってくるというのに。
こちらの生活にも少しずつ慣れてきた。
アウェイ感をあまり感じなくなってきた。
友達(と呼べるような人々)も増えてきた。
プレゼンの打ち合わせ中に飛び入り参加してきたワンコ。
真ん中に陣取るあたりリーダー格を感じる。
今思うと、母親の助言に従って一人部屋をチョイスして心底よかったなと思う。なんせ、インド人と生活リズムが合わない。同じ家の他の部屋に住む女子たちは、朝ギリギリまで寝てシャワー浴びて、授業開始時刻(9時)にバタバタと家を出る。
私は家を出る1時間半前には起きたいタイプ。洗濯してシャワー浴びて、朝ごはんをちゃんと食べて、授業開始20分前には家を出たい。(大学院はトゥクトゥクで5分くらい)
休みの日も彼女らは遅くまで起きて、遅くまで寝る。今まもなく午前10時半になろうとしているが、みんな寝ている。
私はヨガ・シャワー・朝ごはんも終えて今これを書いている。
さて、今日は同じ家に住むシェアメイト達について書きたい。
私の住む家は3部屋あり、他の2部屋には2人ずつ同じ院の生徒が住んでいる。コルカタ出身のルプシャ、タミルナドゥのソウミャ、ナガランドから来たリンサックとルムリ。
まず一番キャラが濃いのがルプシャ。どすこい、って感じのフォルムで、1番年下(20歳)なのに風格や存在感がすごい家の母的存在だ。料理が上手くて、日本食にもすごく関心があり初対面の時に「みりんは持って来なかったの??」と聞いてきた子だ。
浄水器のスイッチを切り忘れたりするとすごい形相で注意してくる(笑)ので、最初は怖いなあ…とビクビクしていたが、時の経過とともに別にこわい子じゃないな、ただハッキリと物事を主張するだけだ、ということが分かり、かえってやりやすくなった。
ルプシャのルームメイトがソウミャ。ファッションやメイクなどに興味がなくて、みんなから「日焼け止めを塗れ」「顔を石鹸で洗え」「コンディショナーを使え」などよく言われている。基本的に優しくて真面目な子だ。
もう一部屋に住んでるリンサックとルムリ。インドの北東部出身なので顔立ちが日本人みたい。リンサックは綺麗好きで料理がうまい。彼女らの食文化はルプシャやソウミャともまた全然違うので、食事は基本的に各々で作っている。
一度私が夕飯を食べずに課題をしていた時、リンサックが何も言わずにご飯を作って、「ご飯できたよ。食べたらまた課題しなよ」と鶏肉の煮物的な物とほうれん草のおひたし、ご飯を用意してくれて泣きそうになった。いい嫁になるわあんた…
ルムリは違うコースに属していて、おととい着いたばかりなのでまだよく知らないけどしっかりしていて一番おとなしそう。
以上、この4人が私のシェアメイトでこれから1年一緒に暮らしていく仲間たち。(2年目はたぶん私以外みんな寮に移る。)
まもなく11時半になろうとしているが、まだみんな起きて来ない。