さくらいふ

28歳女ひとり、インドと日本の狭間で

これ以上自分を責めるのはやめよう

はい、ナマステ〜
今年が明けたばかりと思っていたらあっという間にもう3月ですね。

 

去年から今年で、コロナの影響で心の病を抱える人が増えているそう。
かくいう私も、去年は一時的にうつ病の前兆のような状態になっていた。

具体的に言うと、これ!という明確な理由がないのに涙があふれて止まらない、常に気持ちが沈んでいる、夜寝付けない、人と会うのを避ける、など。

 

私がそうなったきっかけはおそらく、仕事や結婚など今後の人生の選択について一人で考えて悩む無限のループから抜け出せなかったことと、仕事において「自分は頑張れていない」「なんで頑張れないんだ」と自分を責めて責めて責め倒していたことだと思う。

私は子どもの頃から自分に求める努力の基準が高く、誰もプレッシャーをかけていないのに自分で自分にプレッシャーをかける性格だった。

塾には一度も通ったことがなかったけど、小学校の時から誰より家で勉強していた。親には「勉強ばっかしないで家の手伝いをしろ」と怒られ、母は担任の先生に「うちの子家で勉強ばっかりしてるので、先生から注意してください」と電話したこともあるほど。笑

中学に入って初めての期末テストでは「いい点をとらなきゃ」というストレスで髪が抜けたり、今思うと何であんなに頑張っていたのか分からない。

きっと、自分の中で「(田舎の学校で)誰より勉強ができて、部活もがんばって、みんなから尊敬されて、好かれて....」みたいな自分に対する理想像があって、その理想像と現在の自分のギャップを埋めるために必死で努力していた部分もあったと思う。

岡本太郎の『私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。』の言葉のごとく、人生で選択に迫られたら、より大変そうなほうを選ぶようにしてきた。

そして選んだ先の道で、がむしゃらに頑張れなくなった時に私は私を責めた。

去年うつっぽくなっていた時は、「何でがんばれないの?」「本当はもっとやれるじゃん」と自問自答する感情と、「もうなんにもがんばりたくない。全てに疲れた」という感情が混在していた。

 

そして私は、「何で?」と自分を責めることを一旦やめて、ひたすら自分の感情と向き合って、自分が今がんばれていない理由を紐解いていった。

いろんな理由が出てきた。
インドの大学院で気を張って休みなく勉強して、そのまま気をぬく暇もなく今の会社に入って、精神的・身体的に疲れていたこと、仕事では自分の進む道がわからなくなって、がんばる方向が見えていなかったことなど。
「がんばれていない理由」がわかって、自分が怠惰でどうしようもないやつだからがんばれなかった訳じゃないんだ、と気づいた時、すごく気持ちが楽になった。

 

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そして色々な心のケアの本を読んだり、その道に詳しい人と話したりするうちに、

「自分で自分をみとめること」とか「自己肯定」の本当の大切さと意味が見えてきた。

今まで私は、ポジティブサイドな自分しか認められていなかった。努力家な自分、思いやりがある自分、倹約家な自分など...

ネガティブな感情を持った時、たとえば誰かに対する嫌悪感や嫉妬心を感じた時、私は自分を責めていた。「こんな感情を持ってしまう自分はひどいやつだ」と責めて、「ああ自分って何てダメダメなんだろう」と思っていた。

でもネガティブな感情を持つのにもちゃんと理由がある。たとえば自分の心の中で誰かに対して悪態をつくことは、相手に直接罵声を浴びせかけないために感情をコントロールするための手段だったりする。

 

それから私はネガティブな感情も認めるようになった。不安な気持ち、苦しい気持ち、怒りなど感じた時に言葉にして書いたり、起きた出来事と自分が感じたことについて話す動画を撮って見返したり。私のスマホには日本語と英語で自分語りをする非公開動画がたくさんあります。笑

そんなこんなを繰り返すうちに、プチうつのような状態はすっかり消えて、スッキリした自分に戻れた。戻れたというより、初めてこんなにスッキリした自分になれたかもしれない。

「がんばっているから」「あれもできる、これもできる自分だから」という理由で自分を肯定するんではなく、プラスもマイナスも含めてフラットなありのままの自分を好きになるコツのようなものを得た。

人生で一番長く付き合うのは家族でも恋人でもなく自分だから、自分が自分を責めてばかりいたらそりゃ生きづらいはずだ。笑

 

 これからの人生の選択は、より困難で大変なほうじゃなくて、よりワクワクするほうにしようと思う。「ワクワク」って薄っぺらく聞こえるけど、要は原動力だと思う。「これをすべき」ではなく「これをしたい」と思った時に湧き上がるやる気。

困難で大変なほうがもっと成長できる道かもしれない。でもそれを選んだとて、自分の中の原動力がないと続かない。

 

これを読んでいるあなたも、自分を責めないであげてください。
 がんばってるね、エライね、とセルフよしよししてあげてください。

できなかったら私がするので言ってください。

 

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令和の見返り美人をイメージして撮りました