さくらいふ

28歳女ひとり、インドと日本の狭間で

インド人にもまれて

こんにちは。

日本は梅雨ですか?ムンバイも10日ほど前から雨季入り。

毎日どしゃ降りしたり、かと思ったらすぐ晴れたり、その1時間後にはまた降ってきたりと、忙しく変わる空模様。こんな気候が9月まで続く。

もう一回言う。9月まで。笑

3ヶ月雨季。長いね〜〜〜

洗濯物の乾き悪いね〜

湿気すごくて色々カビるね〜

 

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さて、つかの間の夢のようだった日本への一時帰国を終えて、6月初旬からまたムンバイで2年目の大学院生活が幕を開けた。

1ヶ月の休みの間、半分は寝込んでたね。食当たりと発熱をインドと日本、両国にて繰り返してた。まあ普段の疲れと老廃物が出たんやろね。

さて、前学期の成績が発表されました。

私の感覚では、インドの法律という科目の試験の出来がサッパリで、もしかしたら落としたかもなあ〜と思ってた。

他の科目も、やっつけのレポートと付け焼き刃の試験で乗り越えてきたので、成績はあんまり良くないだろうなあと思ってた。

 

がしかし、成績表もらった時目を疑うくらい良かった。

最初の学期は、まあ平均かそのちょい上くらいだったけど、今回は明らかに平均以上だった。

飛び抜けて良かったのがフィールドワークという毎週2日間の実習で、私はスラム街にある障害児のリハビリ施設に通っていた。

担当の教師がすごくいい加減な先生で(笑)、毎回違う指示出してくるし、意味のない話を延々と何時間もするし、プロのソーシャルワーカーとして何一つなってない人だったので、私はけっこういつも反論して突っかかっていた。

失うものは何も無いからね。笑

反抗的な態度が成績に影響してもいいや、と思っていたけど、その先生に廊下でばったり会った時、「めっちゃいい成績つけといたから。留学生として色々な苦労があったと思うけど、本当によく頑張ったし、レポートも期限通り提出してたし、他の生徒を引っ張っていたところを評価したわ。」と言ってもらった。

 

その実習の成績が他の科目を底上げしたことと、全体的に平均以上だったので、評定平均がかなり良くなったというわけだ。

 

自慢じゃないけど、小学校から大学まで成績の心配をしたことは一度もなく、成績はほぼ完璧で当然、みたいな基準で今まで生きてきた。(そんなレベル高い学校じゃなかったけど)

でもインドに来て、この国の歴史も政治も社会情勢もほぼ知らないし、インドなまりの英語及びヒンディー語で行われる授業で、言ってみればすべての科目を赤ちゃんレベルからスタートだった。

いい成績を取ろうなんて思う余裕もなく、単位を取れて卒業さえできたらいいというゴール設定をしていた。

でも結果がついて来て、嬉しかった。やっぱり周りのクラスメートに比べて圧倒的に知識量が少ないし、とっさに発言もできないから常に劣等感を感じる1年だったけど、この成績をみて「私はバカじゃないんだなあ」、と確信できた。笑

でも今も授業でわけわかんなくて、ただ1時間聞き流すすることはよくある。

 

が、それと同時にうわあこんないい成績を外国人の私が取っちゃったら、クラスメートたちが嫉妬するだろうなあ、と思った。

 

案の定、一人の女子からYou don't deserve that much grade. と言われた。
直訳すると、「そんないい成績にあなたは値しない」。

言うよね〜〜〜
他の生徒も面と向かっては言ってこなかったけど、私の実習の指導教師の成績の付け方はおかしい、みたいな話を私の前でされて、「気持ちは分かるけど陰でやれよ」と思った。

確かに、他の教師たちの中では成績のつけかたの暗黙のルールがあって、大学院自体のレベルが高いので、成績の付け方を厳しくすることによってそのレベルを保つ、みたいな風習があるらしい。

 

だから彼女たちの悔しい気持ちもわかるし、やつら(笑)からしてみれば、英語もヒンディーも満足に話せないジャパニーズが実習で大した仕事やれたはずない!!って思うだろうね。うん、わかるよ〜〜〜

 

でも私は私なりに頑張ったし、実際いい成績をもらっても、その教師の対応に費やした時間や苦労、振り回された日々を思い返すと、成績悪くてもいいからちゃんとした指導をして欲しかった、と思う。成績ではチャラにできない苦労はあったね、確実に。

 

クラスメートからの嫉妬も、私が「ケアしてあげるべき対象の何もわからない留学生」から、「こいつできるやん」と変わった証だと思うので、ラスト1年は「できる生徒」(笑)としていい意味でプライドを持ってやっていこうと思う。

自分のことを過小評価して縮こまっているのはもうやめだ。

 

ほどほどにがんばるぞー