インドサバイバル生活3/4終了
こんにちは
ある日の学食(基本的にめっちゃ辛い)
日本は台風の被害、大変みたいですね。皆さんご無事ですか?
ムンバイは長かった4ヶ月間の雨期を終え、やっと洗濯物がカラッと乾くようになった。
大学院は3学期目が終わり、とうとう残すところ1学期のみとなった。
今は試験が終わり、一応休暇に入ったけど課題3つと研究作業があるので昨夜は3時半まで起きてたり。
まだ心は休まらないけど山は越えたなというかんじです。
5月に一時帰国して、1年ぶりに日本食を食べ、綺麗な空気にふれ、海や山の幸を食べ、お腹を壊し、保存食品を買い込んでインドに戻って来た6月。
今年の雨期は豪雨で凄かったんだけど、水溜りをジャブジャブ歩きながらスラム実習へ行ったり、お腹壊したり、頻繁な頭痛に見舞われたり、Youtube見まくってるうちに月日は矢のように過ぎていった。
自他共に認める半インド人の私だけど、「インド向いてないんじゃないかなあ」と思う出来事が立て続けに起きたこの数ヶ月だった。
1. 大量の抜け毛
手ぐししただけで抜ける。シャンプーしたらめっちゃ抜ける。このままインドにいたらハゲる!と危機を感じた。今はすこし落ち着いた。おそらく睡眠不足とストレスと栄養バランスのせい。
2. ドブネズミご訪問
これはfacebookにも書いたけど、ある日の深夜パソコンに向かいながら、トイレの方角から何故か音がするなあ、と思ってドアを開けたら、ドブネズミのつぶらな真っ黒い瞳と目が合ったんだよね。「ギャー」
どこにも入り口はないのに。そう、便器の中以外は。
やつは便器の中からワープして来た。
速攻でドアを閉め、立て付けが悪いのでドアのノブに紐を通して椅子に縛り付け、絶対にドブが部屋側に入ってこないようにして、寝た。
しかしドブは慣れない環境で落ち着かないのか、箒やらを壊しながら色々な物音を立て、私は恐怖にうなされながらほぼ寝れなかった。
明け方にはドブを殺すショッキングな夢を見た。
翌朝、静まり返ったトイレを恐る恐る覗くと、ドブの姿はどこにも見えなかった。
ああ、ついに便器の中へ戻っていったんだ、良かった、と思いドブが荒らしたトイレを掃除し始める。ふと隅っこに目をやると、うずくまるドブのつぶらな瞳と目が合った。
「ギャー」(デジャブ)
のちに大家を呼んで、格闘の末に外へと放たれたドブ。
今もトイレ行く度ちょっと怖い。
3.周囲のインド人との衝突
衝突というわけではないけど、共用スペースを常に汚したままにしたり友達を呼んで夜3時半までパーティしたりする同居人達とのストレスや、(寝れないから静かにしろや!とパーティに乗り込んだ)
朝9時半にミーティングね、と言われ休日に早起きして教授の部屋に行っても誰もおらず、9時50分に「11時に来て」と何の謝罪もなくメッセージが来たりする(いつものことなんだけど)理不尽さ。
(「私は大学院の外に住んでるから、また時間が遅れるなら事前に連絡してください」と言ってやった。)
キャンパス内の綺麗なスポット(綺麗なものだけ見て生きたい人生だった)
そんなこんなを乗り越えて、この数ヶ月間で身についたスキルは、
1.子どもと仲良くなるスキル
変に子どもと意識しないで、素の自分で全然大丈夫。
ヒンディー語の会話能力もちょっと前進した。ほんのちょっと。
2. 大人と距離を置くスキル 笑
私はよく人から頼まれごとをされる。
というかインド人はよく人にお願いする。
そういう時は「ここまではできるけどここからはできません」という線引きを明確にして、自分の仕事に支障がない範囲で手伝う。
あるいは「他に適任者がいるから当たってくれ」と流す。
そうじゃないと、自分の抱えてるタスクだけでも死にそうなのに、やってられない。
あと、試験前に必ず電話して来るクラスメートとか、課題提出前に「あんたの読ませて」と必ず連絡して来るクラスメートとかに、はっきり「ムリでーす」と言えるようになった。
てか、「あんたの読ませて。パクらないから」ってなんやねん。笑
絶対パクるやろ!潜在意識でパクるやろ。
3. 相手の立場に自分を置き換えて考えてみるスキル
例えば、ご飯をデリバリーで頼んだ時に、普段だったら注文から15分で来るほど近いお店なのに、配達する人が全然違う方角に行っちゃって、1時間以上かかった時。
腹ペコ&夜中&電話で場所説明しても理解しない&「俺も早く家に帰りたいんだから」と逆ギレ。
今までだったら相手を責め立ててたけど、最近は「ああこの人も夜遅くまで仕事してご苦労様だなあ」とか「道に迷って心細かっただろうなあ」みたいに相手の気持ちになって考えてみるとイライラが半減するので、自分にとってお得。
言い合いは、向こうに悪気がある場合と絶対に譲れない場合以外はしなくてもいいか、と最近は思う。
ヒンディー語でケンカができることを得意げになっていた以前の自分から成長したな。
休み中は自分の心身の健康を取り戻しつつ、しっかりとやることやって次の学期の自分が少しでも楽になるよう計らいたい。