さくらいふ

28歳女ひとり、インドと日本の狭間で

新卒起業家コースに入社して

ナマステ!

しばらくブログを書くこともできないくらい、嵐の日々だった。
お風呂も入れない日が何日もあった。笑

▽今日のブログのラインナップはこちら
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1. 感慨に浸る暇もなく帰国
2. 社長からクビ予告

3. 27歳新社会人1ヶ月で思うこと

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感慨に浸る暇もなく帰国
嵐のように、コロナ対策で鎖国化の進むインドを後にして、日本へ帰ってきました。
予約していたタイ航空の帰国便が、欠航に次ぐ欠航。返金もないままエア・インディアでチケット取り直し(大赤字)祈る気持ちで鎖国1日前になんとか帰ってきた。

一時帰国以来の1年ぶりの日本で、初めて食べたのは納豆と卵かけ定食@成田空港。生卵の美味しさったら、こんなにうまいものがこの世にあったか、と感動した。


社長からクビ予告
ソーシャルビジネスしかやらない「ボーダレス・ジャパン」に新卒起業家枠で入社し、1ヶ月が経った。

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ボーダレス・ジャパンのなかまたち


なぜボーダレス・ジャパンなのか?
それは、インドの児童労働をソーシャルビジネスで何とかしたいから。
ひとりでも多くの子どもが労働から抜け出し、学校に通って思いっきり友達と遊べるように、親に安定した雇用を生み出したい。

そんな大志を胸に抱いて起業家プログラムへ入社したけど、この1ヶ月、自分の未熟さがどんどんあらわになった。「起業」までにどれだけ成長しないといけないか突きつけられ、しかしへこんでいる暇もなく、毎日必死に生きている。

世界一意見を言いまくるインド人に囲まれ、大学院で2年間過ごしたにもかかわらず、私は人前ですばやく意見を言ったりするのが苦手だ。

起業家プログラムの最初の3ヶ月は、社長直下の自然エネルギー事業で修行させてもらうことになった。入社して3日出勤した後はリモートワークになった。

2週間経った頃、初めて新卒で企画案を出す会議があった。そこで、何の準備もしておらず、機転も効かずに意見を出せなかったわたし。「何も言えなかった...こんなんじゃ全然ダメだ...」と思っていると、社長からすぐにビデオ通話がかかってきた。

「さくら、全然ダメだよ。このままじゃ起業家コースから外れてもらわないと。とっさに意見出せないならしっかり準備してくるべきだし、意見言わないのはフィードバックもらえないから学びがゼロになる」

ほんとにその通りだし、自分が情けなくて恥ずかしくなった。でも、こうやってちゃんとダメなものはダメと言ってくれ、アドバイスをくれる社長に感動。ありがたさを胸にしみしみ感じながら、へこんでいる暇はないので次はしっかり準備しよう、自分の意見に自信持ってとにかく発言しよう!と胸に誓う。

自分の不得意なことで失敗するのがこわかった。でも、失敗したら失敗しただけ、学びがあるし次は絶対にやらないようにと気持ちを引き締められるので、失敗したらラッキーと思うことにした。

27歳新社会人1ヶ月で思うこと

テレアポ、zoom営業や、ウェブサイトローンチのためのhtml入力、SNS運用、オンラインイベント運営など、初めてのことばかり挑戦させてもらってきたこの1ヶ月。

まだ振り返る余裕もないくらい頭がいっぱいいっぱいだが、生半可な気持ちではとても起業なんてできないなあ、という事を毎日毎日考える。

正直、私は自分のためには頑張れない人間だ。自分の自己実現のためとか、自分の人生を充実させるためとか、そういう目的ではとても頑張れない。

インドの大学院で、膨大な量の課題と言語の壁と孤独の中、全部投げ出して逃げ出したいと週1で思っていたけど、その度に首の皮1枚で踏ん張れたのは、インドの子どもたちのため。大人のような冷めた目で働いている彼らのこと思うと、自分の感じている「つらさ」なんて全然ちっぽけだと思う。

彼らの存在が、今も私を支えている。今もつらいことは多いけど、インドの子どもたちの元に早く帰れるように、早く彼らに対して何かできる人間になる、という思いのみが私を動かしている。

 

私の起業家への道のりをまたここで報告していくので、見守ってください!